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インプラント・義歯

Implant・Denture

MISSING PROSTHESIS欠損補綴

80歳で20本の自分の歯を残そうという目標が「8020運動」です。年々意識の高まりで、虫歯の数は減っているなどの面もありますが、やはり歯を失う事を完全に防ぐのは非常に難しいのが現状です。では実際に歯が無くなってしまった場合、どのような方法で治すのでしょうか。
歯科医院では大きく以下の3つの方法があります。

ブリッジ(保険・保険外)

ブリッジ

おそらく保険の範囲の治療で選択する方が一番多い治療法ではないでしょうか。
無くなった歯の前後の歯を削り、3本もしくはそれ以上つながった銀歯を入れる方法です。
メリットとしては取り外し不要なので自然に噛める。
デメリットとしては、歯を大きく削る事、歯の負担が増える事、不潔になり易い事、保険だと前歯以外はほぼ全て銀歯になる事などです。(保険外治療だと白)

入れ歯(保険・保険外)

入れ歯

ブリッジのように歯を削りたくない方や、歯周病などにより前後の歯にブリッジをする程の強度がない場合、入れ歯を選択されるケースが多いと思います。
既存の歯もほぼそのままの形で入れる事ができます。
メリットとしては、前後の歯を削らなくて良い、歯への負担がブリッジほどではない。
デメリットとしては、取り外しケアが面倒、噛む力が弱い、違和感がある、ワイヤーが目立つ場合がある、などです。

保険の入れ歯

一般的に、レジンと言われる樹脂で出来ているもので、クラスプと言われるワイヤーで歯に固定するものです。(総入れ歯ではクラスプはありません。) 保険でできるので、比較的費用が抑えられるというメリットがありますが、樹脂のみで強度を出さねばならず、やや厚く作らねばならない為、違和感があります。また、レジンは熱を通しにくい性質がある為、食べ物の味が変化する、食べていても熱が伝わらないので違和感がある、などの声もあります。
また噛む力も自分の歯の3割から4割程と言われておりますので、物を思いっきり噛むという事が難しくなります。

コーヌスクローネ

 この保険の入れ歯のデメリットを補った保険外の入れ歯が、コーヌスクローネという方法です。
取り扱える歯科医師、歯科技工所が少ないのですが、歯をブリッジのように削り、金属製のキャップで覆います。
そこに歯を被せるようなもので、「取り外しできるブリッジ」というイメージです。
これは接着剤を使用せず、歯と入れ歯の間が真空になる事でピタッとくっつく為、食事中も外れません。
また新たに歯が抜ける等の問題が起こったら、保険の入れ歯は作り直しせざるを得ませんが、このコーヌスクローネは多くの症例ではそのまま使えます。一度作ればかなり長期間使える入れ歯です。

その他保険外の入れ歯

保険外の入れ歯として金属床の義歯が挙げられます。金属の種類により性質は変わりますが、一般的に熱を伝えやすいので、食べ物の味を変えにくいと言われております。また保険の入れ歯に比べると、強度がはるかに高く、長持ちする入れ歯といえます。
また最近では逆にやわらかい義歯(弾性樹脂義歯、ノンクラスプデンチャー)の需要も増えています。この義歯の特徴として、ワイヤー(クラスプ)を使用しないので、見た目も自然であり、歯の欠損の様々な様式に対応する事ができます。

インプラント

インプラント

失ってしまった部分の顎の骨に穴をあけ、直接チタン製のボルトを打ち込み歯を再現する方法がインプラントです。
骨と完全に癒着してしまえば、非常に臨床成績の良い(長持ちする)治療法です。
メリットとしては、隣の歯を削ったり負担をかける事がなく、自分の歯の様に噛む事やブラッシングができます。白い歯を選択できるので見た目も自然です。
デメリットとしては、保険が適応されない(一本40万~50万)。歯を失ってから約半年は、骨が安定する期間として待たなければならないのと、さらにインプラントが骨と癒着するまで約3ヶ月かかるので治療完了までに期間が必要です。また3ヶ月ごとの定期健診を欠かさず受けてください。